Computer Vision Lab | otsuchi |
震災遺構の複合現実モニュメント化 |
震災前の岩手県大槌町の写真を探しております。
写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、以下までご連絡を頂けますと幸いです。
震災の被害を受けた遺構は、後世に記憶を伝えるうえで重要な役割があります。しかし、それらをそのまま残すと維持管理に莫大な費用がかかり、「もう見たくない」という感情にも配慮しなければなりません。 我々のグループでは、「複合現実感」技術を活用して、震災遺構を仮想的に保存・表現する仕組みを開発しています。コンピュータグラフィクス(CG)として表現した遺構を、タブレットやゴーグルなどの画面を通して、現地で覗くことにより実際にそこにあるかのように提示することができます。 今後は、大槌町役場を通じて地元の考え方と調整を図りながら、記憶の風化防止・防災教育、交流人口の拡大等に役立てられる仕組みを実地に展開していきたいと考えています。
大槌町役場旧庁舎の精緻な3次元CGを構築しました。町の許可を得て、細かな凹凸や色彩を専用の装置で取得し、さらに研究室で開発したソフトウェアにより統合のうえ、重なりや欠損を処理すると、3次元CGが構築されます。3次元形状をデータとして持っているため、庁舎内や高いところなど視点を自由に変えることができますし、断面図や浸水のシミュレーションなどにも応用することができます。
2013/7/12 記者会見 資料 (PDF) |
建物外周 静止画 | 動画 (152MB) |
建物外周 静止画 | 動画 (153MB) |
2階議場内部 静止画 | 動画 (130MB) |
東側建物2階内部 静止画 | 動画 (196MB) |
本館1階内部 静止画 | 動画 (135MB) |
1階断面形状 静止画 |
1階・2階断面形状 静止画 |
2階断面形状 静止画 |
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Ikeuchi Lab, |